ジャパンカップ 2008年

第28回 ジャパンカップ 2008年

2008年のジャパンカップで1番人気に支持されたのは、3歳馬のディープスカイ。この年のダービー馬である。秋は神戸新聞杯を制したものの、菊花賞へは向かわずに天皇賞(秋)へ。3着に敗れたが、ダービーと同じ2400メートルなら逆転の可能性がある、と思ったファンは多かったのだろう。

ディープスカイの前年、2007年のダービー馬ウオッカが2番人気。この2008年は安田記念と、ダイワスカーレットとの激闘となった天皇賞(秋)を制している。この天皇賞(秋)はレコード勝ち。牝馬だけにその反動が心配されたのか、1番人気の座をディープスカイに譲ることになった。

3番人気はメイショウサムソン。この馬は2006年のダービー馬。このレースは3世代のダービー馬が顔を揃えるレースとなった。鞍上も、ダービーで手綱を取った石橋守が久々に務めることに。「ダービー馬対決」は盛り上がりを見せた。

レースは0秒5差以内に7頭が入る大激戦となった。ディープスカイ、ウオッカ、メイショウサムソンの3頭も、その大激戦の中にいた。3頭の中で一番外から追い込んだディープスカイに注目が集まる。しかし優勝馬はそのディープスカイではなく、その内側から伸びてきた馬だったのである。ミルコ・デムーロが乗るスクリーンヒーローが、横一線の叩き合いから抜け出して優勝。ゴールの瞬間、デムーロの手が高々と上がった。

スクリーンヒーローは、これが初のG1挑戦だった。2走前までは1600万下のレースを走っていた馬である。前走のアルゼンチン共和国杯を制した勢いでのジャパンカップ挑戦。初めてのG1でいきなりのタイトル獲得を果たしたのである。単勝オッズは41.0倍の9番人気。伏兵によるジャパンカップ優勝となった。


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