ジャパンカップ 2007年

第27回 ジャパンカップ 2007年

2007年のジャパンカップで、単勝1番人気に支持されたのはメイショウサムソン。単勝オッズは1.8倍。前走の天皇賞(秋)を制して、この年は春秋の天皇賞制覇を達成。古馬NO.1ということで、断然の評価を集めた。

2番人気は3歳牝馬のウオッカ。この年、牝馬としては64年ぶりとなる、ダービー制覇を果たしている。同じ府中の芝2400メートルでのレースとなった。エリザベス女王杯を出走取消となった後の1戦だが、それでも2番人気。ファンの多い馬である。

3番人気はインティライミ。朝日チャレンジカップ、京都大賞典を連勝。その後は天皇賞(秋)ではなく、このジャパンカップに照準を合わせてきた。2005年のダービー2着の実績がある。

チョウサンが逃げて、コスモバルクが続き、その後ろをフサイチパンドラ、ポップロックと続く形になったこのレース。1000メートル通過は60秒1と、それほど速い流れではない。レースは直線に入ってからの、上がり勝負となった。横一線に大きく広がっての叩き合いとなる。その叩き合いの中には、メイショウサムソンもウオッカももちろんいる。しかし、馬群から抜け出したのはこの2頭ではなかった。馬場の内側からアドマイヤムーンが突き抜けたのである。先に抜け出したアドマイヤムーンに、ポップロックが迫り2頭が並ぶ形でゴール。メイショウサムソンも差のない位置で入線したが、この2頭からは僅かに遅れて3着。ウオッカは更に遅れて4着だった。

前の2頭は写真判定となった。結果はアタマ差でアドマイヤムーンの勝利。この年6月の宝塚記念以来のG1勝ちだった。この宝塚記念後、オーナーが近藤利一氏と吉田勝己氏の共同所有から、海外資本のダーレー・ジャパン・ファームに所有者が変更。海外資本法人で馬主資格を得た第1号のダーレー・ジャパン・ファーム所有馬ということで話題を集めていた。その注目馬が優勝した形となった。距離不安が囁かれ、人気を落としていたが、馬群の内側を巧みについた鞍上の岩田康誠の好騎乗が目についたレースでもあった。


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