ジャパンカップ 2004年

第24回 ジャパンカップ 2004年

2004年のジャパンカップはJRA創立50周年ということで、例年なら前日の土曜日に行われていたジャパンカップダートと同日に実施。JRAでは初めて、1日にG1レースが2つ行われることになった。一つ前のレース、ジャパンカップダートは武豊騎乗のタイムパラドックスが優勝。断然の1番人気、アドマイヤドンが2着に敗れたレースの余韻が残る中、ジャパンカップのパドック、そしてレースを迎えた。

単勝1番人気はゼンノロブロイ。前走の天皇賞(秋)で悲願のG1初制覇を果たしている。鞍上も前走と同じくオリビエ・ペリエ。G1連勝を狙う。

2番人気は道営・ホッカイドウ競馬所属のコスモバルク。地方所属馬であるが故のハンデを抱える3歳馬だが、その分だけ多くのファンを持っている馬だ。皐月賞2着、菊花賞4着。今度こその想いで手綱をクリストフ・ルメールに託して、決戦に挑む。

3番人気は同じく3歳馬のハーツクライ。ダービーでは2着に入っている。この馬もコスモバルク同様、G1タイトルまであと1歩の所まで来ている。

レースはマグナーテンが逃げて、コスモバルクが2番手に控える競馬となった。同じコースでのダービーでは折り合いがつかず、暴走して失速したコスモバルクだが、この日はしっかりと折り合いながらのレースとなった。ゼンノロブロイは中団から、ハーツクライはスタートで出遅れて、後方からのレースを余儀なくされた。

4コーナーから直線へ。コスモバルクが先頭に躍り出る。追いかけてきたのはゼンノロブロイとアイルランドのポリシーメーカー。ゼンノロブロイがあっさりと抜け出したの対して、ポリシーメーカーは脚が上がってしまったのか、コスモバルクの差し返しを許した上に、後方から追い込んできた菊花賞馬デルタブルースの追撃にもあってしまう。結局、ゼンノロブロイが先頭でゴールしてG1連勝。2着にはコスモバルクが踏ん張り、デルタブルースが3着に入った。

ゼンノロブロイはこの後、有馬記念でもレコード勝ちを決めて、この秋はG1レース3連勝。一気に頂点に上り詰めた。そしてコスモバルクはこれが1985年のロッキータイガー以来、19年ぶりの地方所属馬の2着。3着のデルタブルースも8番人気で制した前走の菊花賞がフロックではないことを証明する結果に。上位に入った3頭が、それぞれ意味のある結果を残したジャパンカップとなった。


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