ジャパンカップ 2003年

第23回 ジャパンカップ 2003年

2003年のジャパンカップ当日、東京競馬場は朝まで激しい雨に見舞われた。午前中のレースの最中にその雨は止んだが、普段よりも時計がかかる馬場状態。ジャパンカップの時点で発表された馬場状態は重だった。

単勝1番人気はシンボリクリスエス。前年2002年と同様に、天皇賞(秋)を勝っての参戦となった。その2002年は3着。2003年こそはタイトルを獲得したいところだろう。

3歳馬ネオユニヴァースが2番人気に支持された。皐月賞、ダービーを制した2冠馬である。菊花賞は3着に敗れたが、ダービーと同じ府中の芝2400メートル戦で雪辱を期す。

3番人気はフランスのアンジュガブリエル。2002年、2003年のフランス・サンクルー大賞を連覇している。2002年には香港ヴァーズでも優勝している。

レースは雨による馬場への影響がはっきりと出た結果となった。スタートからハナを切ったタップダンスシチーが後続を大きく引き離し、大逃げのような形となる。一見、無謀なペースで飛ばしているようにも見えるが、実は1000メートル通過は61秒9。楽な流れでの逃げとなった。

マイペースで逃げるタップダンスシチーを、後続の各馬は直線に入ってもなかなか捕まえることが出来ない。離れた2番手を追走していたザッツザプレンティも、後方から追い込んだシンボリクリスエスやネオユニヴァースもなかなかタップダンスシチーとの差が詰まらない。タップダンスシチーが先頭でゴールした時、2着ザッツザプレンティとの差は9馬身。1秒5もの差がついていた。誰もが想像しないタップダンスシチーの圧勝劇となった。

タップダンスシチーはこれがG1初制覇。ファンの中には前年2002年の有馬記念で3コーナー手前からロングスパートを決めて、2着に入った競馬を思い出した者も少なくなかった。自らのペースでレースを進めた時には異常な程の強さを発揮する馬である。その強さを見せ付けられたジャパンカップとなった。


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