ジャパンカップ 1999年

第19回 ジャパンカップ 1999年

1999年のジャパンカップで単勝1番人気に支持されたのは外国馬だった。その外国馬は、この年の凱旋門賞を制したフランスのモンジュー。日本のファンは皆、この馬の強さを知っていた。何故ならその凱旋門賞では、1998年のジャパンカップ優勝馬エルコンドルパサーを破っているのである。

2番人気はスペシャルウィーク。この年は春秋の天皇賞を制している。前年1998年のジャパンカップでは3着に敗れているが、その当時よりも成長した姿を見せることが出来るのか、どうか。

3番人気はドイツのタイガーヒル。1998年、1999年のバーデン大賞を連勝。この1999年はバイエルンツフトレネンも制しており、G1レース3勝を挙げている。

レースはアンブラスモアがハナを切る形でスタート。1000メートル通過は60秒2とほぼ平均ペースで流れた。スティンガー、タイガーヒル、香港のインディジェナスなどが続く。4コーナーから直線へ。イギリスのフルーツオブラヴも進出してきた。そして、後方で脚を貯めたスペシャルウィークが、馬群の外から豪快に抜け出しを図る。モンジューは更に後ろから追い込んだが、しかしなかなか伸び切れない。最後はスペシャルウィークが、2着のインディジェナスに1馬身1/2差をつけて完勝。3着は英国のハイライズ、4着はモンジューと、外国馬を突き放しての勝利となった。

スペシャルウィークの鞍上は武豊。武豊にとって、これが初めてのジャパンカップ制覇となった。思えば前年1998年に武豊が初めてダービーを制したのも、このスペシャルウィークとのコンビによるものだった。武豊の騎手人生において、特別な勝ち星を2つももたらしたスペシャルウィークは、きっと特別な馬であるに違いない。


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