ジャパンカップ 1998年

第18回 ジャパンカップ 1998年

1998年のジャパンカップで1番人気に支持されたのはスペシャルウィーク。この年のダービー馬が、ダービーと同じ府中の芝2400メートル戦に戻ってきた。しかし鞍上は、主戦の武豊が騎乗停止中のため、岡部幸雄がピンチヒッターを務める。名手から名手への乗り替わりではあるが、どう影響するのか?単勝オッズ3.3倍と絶対的な人気にならなかったのは、そんなファンの不安が数字となった結果だろう。

2番人気はエアグルーヴ。1996年のオークス、1997年の天皇賞(秋)を制している。1997年のこのレースでも2着に入っているが、この年は前走のエリザベス女王杯で3着に敗れていた。中1週での参戦が、どう影響するのか?

3番人気はエルコンドルパサー。NHKマイルカップを制している3歳馬である。当時はダービーの出走権がなかった外国産馬だが、このジャパンカップでダービー馬スペシャルウィークとの初対決の日がやってきた。

レースはスタートでやや出遅れ気味だったサイレントハンターが、それでもハナを奪いに行く展開に。エルコンドルパサー、エアグルーヴ、スペシャルウィークは、そのサイレントハンターを直後で見ることが出来る、好位からのレースとなった。

4コーナーから直線へ。直線では人気馬3頭の叩き合いとなった。3頭の中から抜け出したのはエルコンドルパサー。エアグルーヴも、スペシャルウィークも懸命に追いすがるが、その差はなかなか詰まらない。エルコンドルパサーが先頭でゴール板を通過した時、2着エアグルーヴとの差は2馬身1/2。スペシャルウィークはエアグルーヴから更に1/2馬身遅れて3着。同期の外国産馬に完敗の形となった。

このジャパンカップでスペシャルウィークを破ったことで、エルコンドルパサーが世代トップの座についた、という評価になったということだろうか。エルコンドルパサーは翌年1999年より、戦いの場を海外に移すことになった。そしてサンクルー大賞を制して、凱旋門賞でも2着。ジャパンカップの勝利から、更なる飛躍を遂げたのであった。


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