ジャパンカップ 1997年

第17回 ジャパンカップ 1997年

1997年のジャパンカップで単勝1番人気に支持されたのはバブルガムフェロー。前年2006年の天皇賞(秋)を制している。天皇賞(秋)連覇を目指した前走で、同世代の牝馬エアグルーヴにまさかの敗戦。距離が伸びるジャパンカップで巻き返しとなるのか?

そのエアグルーヴが2番人気。府中の芝2400メートルは、前年1996年のオークスを制した舞台でもある。マーメイドS、札幌記念、天皇賞(秋)と3連覇した勢いが、このジャパンカップでも発揮されるのだろうか。

3番人気はイギリスのピルサドスキー。前年1996年のバーデン大賞、ブリーダーズカップターフ、1997年のエクリプスステークス、アイルランドのチャンピオンステークス、更にイギリスのチャンピオンステークスを制している。凱旋門賞は1996年、1997年と2年続けて2着。世界的な名馬が、このジャパンカップにやってきた。

レースはツクバシンフォニーが逃げて、1000メートル通過は60秒8のほぼ平均ペース。エアグルーヴとバブルガムフェローは好位から、ピルサドスキーは中団からのレースとなった。直線でエアグルーヴとバブルガムフェローが抜け出し、前走の天皇賞(秋)を思わせる展開に。しかしその内から突き抜けてきたのが、ピルサドスキーだった。前走同様、バブルガムフェローとの競り合いでは負けなかったエアグルーヴだが、さすがにこのピルサドスキーの「世界の脚」には叶わない。クビ差で先着を許す形で2着に敗れる。府中に集まったファンも、ピルサドスキーの優勝に納得せざるを得なかった。

ピルサドスキーを管理しているのは、イギリスのマイケル・スタウト調教師。世界を代表する名トレーナーは、前年1996年のシングスピールに続いて、ジャパンカップ2連覇を果たすことになる。世界を代表する馬とホースマンが活躍するジャパンカップに、日本のファンも酔いしれる結果となった。


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