ジャパンカップ 1994年

第14回 ジャパンカップ 1994年

1994年のジャパンカップは、外国馬が単勝上位人気を占める形となった。1番人気はアメリカのサンドピット。前走でサンタアニタのG1、オークツリー招待を制しての来日となった。

2番人気はアメリカのパラダイスクリーク。この1994年のアーリントンミリオンなど、G1レース4勝を挙げている。前走のブリーダーズカップターフは3着だった。

3番人気はフランスのアップルツリー。この馬もこの1994年のサンクルー大賞など、G1レース4勝を挙げている。前走の凱旋門賞は3着だった。

レースはサンドピットと日本のフジヤマケンザンが引っ張る形で流れた。1000メートル通過は59秒1。やや速い流れだったかもしれない。途中からはサンドピットがフジヤマケンザンを振り切って単騎逃げの形に。4コーナーから直線に入る。

直線でパラダイスクリークが先頭に並びかける。海外での実績は本物だ。しかしファンは、そのパラダイスクリークの内側から伸びてくる1頭の存在に気が付き、声を挙げる。その馬は日本のマーベラスクラウンだった。内側からパラダイスクリークに並びかけ、鼻面を揃えるような形で並んでゴール板を駆け抜けた。

マーベラスクラウンの鞍上は南井克巳。ゴールの瞬間、南井は自分が先着していると思いつつ、やはり自信がなかったのか、首を傾げるような仕草を見せた。勝敗の行方は写真判定に持ち込まれた。パラダイスクリークとともに芝コースを引き上げる南井克巳とマーベラスクラウン。ゆっくりとスタンド前に戻ってきたその時に、写真判定の結果が出た。ハナ差でマーベラスクラウンの勝利である。結果が出た瞬間、南井の手が高々と上がる。そしてウイニングランが始まった。

1992年からジャパンカップは国際G1競走に格付けされ、来日する外国馬のレベルも高くなった。しかし、このレベルの高い外国勢を相手に日本馬が3連覇。日本競馬のレベルが高くなっていることを、印象づけるジャパンカップとなった。


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