ジャパンカップ 1993年

第13回 ジャパンカップ 1993年

1993年のジャパンカップで単勝上位人気に支持されたのは、全て外国馬だった。1番人気はアメリカのコタシャーン。オークツリー招待、ブリーダーズカップターフを連勝してのジャパンカップ参戦だった。

2番人気はイギリスの3歳馬ホワイトマズル。5月にイタリアダービーを優勝。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、凱旋門賞で2着に入っている。

3番人気はアメリカのスターオブコジーン。アーリントンミリオン、マンノウォーステークスのG1レース2勝を挙げている。

レースはメジロパーマーがハナに立って引っ張る形に。1000メートル通過は60秒0。それほど速い流れではない。その直後にレガシーワールド、マチカネタンホイザら日本勢が前でレースを進めた。

4コーナーから直線へ。レガシーワールドがメジロパーマーを交わして先頭に立つ。道中の流れが緩かった分、前にいたレガシーワールドには余裕がある。ラチ沿いを懸命に粘り込む形となった。後続からは何が来るのか?馬場の中央からコタシャーンが飛んできた。誰の目にも分かる強烈な末脚だった。しかし、レガシーワールドも勢いは衰えていない。コタシャーンに1馬身1/4差をつけて、レガシーワールドが先頭でゴール。G1初制覇となった。

レース後、コタシャーンの鞍上ケント・デザーモがゴール板を間違えて、ゴールの手前で馬を追うのを止めていたことが判明。大きく報じられた。しかしレガシーワールドの鞍上、河内洋は、デザーモが最後まで追っていたら1・2着は入れ替わっていたという見方を否定する。レガシーワールドは、自ら強い競馬で押し切っていると主張する。勝負の世界に「タラ・レバ」はない。その事を認識させられたジャパンカップだった。


このエントリーをはてなブックマークに追加