ジャパンカップ 1986年

第6回 ジャパンカップ 1986年

1986年のジャパンカップで単勝1番人気に支持されたのは、日本のサクラユタカオー。前走の天皇賞(秋)を制して、G1初制覇。その勢いでの連勝に期待したいところである。

2番人気はニュージーランドのアワウェイバリースター。前哨戦として日本のオープン特別、富士ステークスに出走して勝利。日本の馬場への適性をアピールして、ジャパンカップに駒を進めた。

3番人気はフランスのトリプティック。この年の英国チャンピオンSの勝ち馬である。

レースは日本のクシロキングがハナに立つ形でスタート。イギリスのアレミロード、日本のミホシンザンが追走した。1000メートル通過は60秒7。それほど速い流れではない。4コーナーから直線に入ったところで、クシロキングは失速。代わりにアレミロードが先頭に立った。そのアレミロードに襲いかかったのが、同じイギリスのジュピターアイランド。ゴール前はイギリスの2頭による激しい叩き合いとなった。この2頭が並ぶ形でゴール板を通過。レースは写真判定となる。

写真判定の結果は、アタマ差でジュピターアイランドに軍配が上がった。これまで、G2、G3での勝ち星はあったが、G1はこれが初めてのこと。日本で大きな仕事を果たした。ジュピターアイランドはこの時、既に7歳になっていた。3歳でG3戦を勝っているが、その後はなかなか重賞タイトルに恵まれず、6歳になってようやく重賞3勝。そして7歳になって、ようやくG1のタイトルを掴んだのである。晩成型のスターホースだった。ジャパンカップ史上、7歳馬の優勝はこれが初めてのものとなった。勝ちタイムの2分25秒5は、当時のレースレコードである。ジュピターアイランドはこのジャパンカップが引退レースだった。日本で有終の美を飾った形となった。


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